7月1日(土)
那覇市のパシフィックホテル沖縄にて、建築家「隈研吾」さんの講演会がありました。
隈さんといえば、トーキョーオリンピック「新国立競技場」の設計や
わたしの同年代で建築に携わっていない人でも福岡の大宰府にある「スターバックス」の知名度は高め。
大宰府のスタバ
世界中で活躍されている日本を代表する建築家さんです。
そんな隈さんが、沖縄で講演会
定員800名とありましたが、心配だったので見つけてすぐ申し込み
案の定、比較的すぐ定員に達したそうですね。さすがの知名度と人気です。
会場も、いつもの講演会と違って?
建築士以外の人もちらほらなイメージでした。
さて、講演内容ですが
第一部が「建築家、走る」と題して隈さんの初期の作品から
現在の作品までをスライドを用いて解説し
スライドの最後ではいま設計が進んでいる石垣庁舎の紹介もありました
世界中イロイロな場所で設計を行っている隈さんですが
その国・地元の素材、材料を用いた設計を積極的に行っており
全て竹でできた建築や、石葺き屋根。軒下空間(アマハジ)、木の使い方など・・・・
とても興味深い内容でおもしろかったです
また、それらはただの飾りではなく
きちんと構造として成立していることに驚きです。
また、第二部では「建築の未来と沖縄」についてのパネルディスカッションで
「町を歩くときはいつも、プロジェクトが成立するかしないかという目線で歩いている」
と言われており、「沖縄は世界ブランドになりうる」とのこと。
沖縄で設計の仕事を行っているわたしにとっては
とてもおもしろいお話でした。
講演のタイトルでもあった「建築家、走る」
隈さんは東京・パリ・北京にある事務所を往復し、世界中をとびまわっていて
すごい体力の持ち主だなあ。と思っていたのですが
「違う気候、違う場所へ行くと、元気になる」とおっしゃられていて納得
非常に楽しい時間でした。
パネルディスカッション内で
石垣市長さんが、隈さんの設計する建物が石垣にうまれることについて
「(沖縄本島の諸君)うらやましいでしょう」と言われていたのに、クスッとなりました。
ぜひ、完成したら石垣に行きたいです。
( yamauchi )