那覇市新都心公園・水のみち「待ち合わせのある風景」
トイレとベンチのデザインコンペ 最優秀作品賞受賞
水のかたち
concept
水のみちゾーンに設置するトイレやベンチは、水を表現するため伝統的な紅型などに使われている
渦模様をモチーフとしたかたち。
既存の樹木の根を傷めずに施工するため、鋼管杭を用いた杭柱一体工法とし、樹木と共存する。
シンプルな白い壁を地面から浮かせることで都市的な軽さを表現。
敷地のポテンシャルを引き出す沖縄・都市・水を感じるデザイン。
plan
樹木の間をかいくぐる流体のような動線は、渦を巻くようにそれぞれのユニットへと収束していく。
ユニット化された男子トイレ・女子トイレ・多目的トイレ・清掃用具入れをゾーニングし、
既存樹木の隙間の空間に分散して配置。
計画地の一端には屋根付きの待合いベンチとテーブルを設置。樹木を活かした配置とし奥行を与えることで
プライバシーを保ちつつ死角のない開放的な通路が生まれる。
壁面の流れるようなカーブは美しい陰影のグラデーションを生み出す。
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那覇市のホームページにて審査委員長の伊礼智さんの講評も掲載されています。
令和元年12月、実施設計がスタートしました。