水のかたち

  • 2019.12.04
  • gallery

 

那覇市新都心公園・水のみち「待ち合わせのある風景」

トイレとベンチのデザインコンペ 最優秀作品賞受賞

 

 

水のかたち

 

concept

 

水のみちゾーンに設置するトイレやベンチは、水を表現するため伝統的な紅型などに使われている

渦模様をモチーフとしたかたち。

既存の樹木の根を傷めずに施工するため、鋼管杭を用いた杭柱一体工法とし、樹木と共存する。

シンプルな白い壁を地面から浮かせることで都市的な軽さを表現。

敷地のポテンシャルを引き出す沖縄・都市・水を感じるデザイン。

 

plan

 

樹木の間をかいくぐる流体のような動線は、渦を巻くようにそれぞれのユニットへと収束していく。

ユニット化された男子トイレ・女子トイレ・多目的トイレ・清掃用具入れをゾーニングし、

既存樹木の隙間の空間に分散して配置。

計画地の一端には屋根付きの待合いベンチとテーブルを設置。樹木を活かした配置とし奥行を与えることで

プライバシーを保ちつつ死角のない開放的な通路が生まれる。

壁面の流れるようなカーブは美しい陰影のグラデーションを生み出す。

 

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那覇市のホームページにて審査委員長の伊礼智さんの講評も掲載されています。

令和元年12月、実施設計がスタートしました。