メリークリスマス🎄2020
いよいよ今年も終わりますね…。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、平和祈念公園の続きです。
ユニットの組み立てが着々と進む11月
すっごい鉄筋の数です。密です。
内部に落ちる影も芸術的… これはこれで素敵な内部空間が出来そうな感じ
コンクリート打設しない「鉄筋の美しさ」があるのでは。と
現場の職人さんたちと話してみたり。笑
さて、型枠について。トラスウォール工法ではトラス筋ユニットに
メッシュ型枠というものを取り付けます。
内部は全面、外部は勾配が急な所、立ち上がり部などに取り付けていきます。
メッシュ型枠(3層構造)外:鉄線 + 中間:エキスパンドメタル + 内側:平降り金網メッシュ
所々にコンクリート打設口を設けています。
ここからコンクリートを流し込み、打設を行います。
打設後、メッシュ型枠はそのまま、上からモルタル塗り、左官工事
内部は吹付モルタルで仕上げていきます。
打設前、配筋検査。
今回は構造担当にも現場に来てもらい配筋検査を行いました。
さて、打設当日。
当初はスランプ15㎝で打設予定でしたが、コンクリートがきちんと
充填するように現場から相談があり18㎝に変更。
そして打設開始。低い位置から3回にわけての打設です。
1回で全てを打つとコンクリート自体の重さで下の部分が膨らむ可能性があったので…
“メッシュ型枠” キチンと、型枠としての効果を発揮しています。
ちなみに内部はこんな感じです。
そして無事、打設完了。
コンペ時に提案したパースのように、「わ」の回廊を歩けるようになりました。
上からの眺めも良い感じです。
年明け、支保工解体予定。内部空間も楽しみです。
おまけ
11月に開催した建築士向け見学会にも多くの皆さまのご参加ありがとうございました。
初めての見学会開催で不慣れな点も多く皆さまの質問にお答えする時間も少なく申し訳ありませんでした。
また、美里工業高校、浦添工業高校、インターナショナルデザインアカデミーの生徒さんたち向けの
見学会も行いました。建築現場、設計の仕事に就く若者が増えてくれると嬉しいです。
個人的には母校であるIDAの先生方とも久しぶりにお会いして楽しい見学会でした。
( nakamoto )