アメリカ旅行記-10〔ケンタック・ノブ〕

  • 2018.04.27
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アメリカ旅行記もついに第10回です。

 

落水荘から7マイル(約12キロ)程の場所に「ケンタック・ノブ(ヘーガン邸)」という建物があります。

落水荘へ行くことになってからイロイロリサーチしているときに知った建物ですがこちらの設計もライト。

 

せっかくピッツバーグまで行くわけなので是非、ここも行きたい!と

スケジュールを組み、行ってきました。

 

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落水荘から再び山道を15分程度、車で移動し

ケンタック・ノブの看板が目印です。

 

こちらも広い駐車場+ビジターセンターがあります。

ビジターセンターにはお土産等も売っており、ツアーの受付もそこで行います。

 

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時間になるとビジターセンターの前から専用のバスでちょっとだけ移動し、(山道を登っていきます)

森の中に佇むケンタック・ノブが見えてきました。

 

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三角形と六角形のデザインが、いたるところにちりばめられています。

 

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この赤いマークは、ライトが設計したというシンボルだそうです。

 

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残念ながら、内部の撮影はNGだったので外の写真しかありませんが・・・

 

リビングやキッチンは天井が高く、周囲の木立を望む開口部により広がりを感じる空間でしたが

その先にある廊下の幅はとても狭く、水まわりも非常にコンパクト。

 

個人的には寝室がとてもよかった。

一晩で良いからここで過ごしたい・・と思うような建物でした。

 

アメリカへ行くことを決意しなければ、まだ知りえていない建物であったと思います。

 

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事務所にお土産として買ったので、室内の雰囲気はこれで見返そうと思います。

 

そして、ここケンタック・ノブでは、とてもあたたかなスタッフさんたちのおかげで

素敵な思い出が出来ました。(長文となるため、このブログの最後にまとめておきます)

 

その後、N.Y.まで

来た道を逆戻りで600キロの道のりをドライブ。

 

さすがに、とても疲れました。

N.Y.から出るのはリンカーントンネルをまっすぐ進めば出れたけど

戻るときは都会側に向かっている為、N.Y.へ近くなると道が上下に激しく交差する場所が多々あり

ナビに踊らされN.Y.のまちが見えているのにたどり着かず焦りましたが・・・

 

どうにか、こうにか、無事戻ってくることが出来ました。

本当に、凄い経験だったなあと感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて、このケンタック・ノブ見学について

大変苦労した出来事がありますので私の旅の記録として記しておきます。

これも、また良い経験になったなあ、と後になって思いますが・・・(笑)

 

以下、長文になります。

 

 

 

 

旅のスケジュールを組んたときに、知ったケンタック・ノブという建物。

落水荘の予約をしたときに一緒に予約しました。(多分、旅の2カ月前にはWEBから予約した記憶です)

ケンタック・ノブのIn-Depth House Tour(じっくり約2時間!)は13:15~なので

 

8:30~約2時間の落水荘の見学を終えて、ちょっと散策して移動しても余裕のスケジュールだな。と

考えて楽しみにしていたのですが

 

旅の準備で比較的最後のほうに行ったレンタカーの予約の際に気づいてしまったのです。

N.Y.にあるレンタカーの営業所の営業時間が21時までであることに。

(シカゴのオヘア国際空港のハーツが24時間営業となっていた為、油断してました)

 

すなわち、ケンタック・ノブのツアーへ2時間たっぷり参加すると

どんなに早くても終了が15時頃。

 

そこから、ピッツバーグを出てN.Y.(レンタカーの営業所)へ21時までに戻れるのか・・・?

 

ナビでは約6時間となっていましたが、知らない道で

途中、休憩もするわけで。絶対に間に合わない・・。

 

間に合わなくても1日分のレンタカー代金が追加になるだけならってことで

そのままのスケジュールで、と考えもしたのですが、仮に22時頃に戻ったとして

N.Y.って駐車場あるのかな?という疑問・・。

 

そこから、またまたネットで沢山調べました。

駐車場は全然なさそうで、あってもビックリ価格(高い)。

そもそもN.Y.は車で観光するような場所じゃない etc...

治安の問題もあり、一晩路駐放置は絶対やめたほうがよく、

駐車場付きのホテル案もありましたが、そういったホテルはグレードも高く

既に安いホテルを予約済みであったことや、こんな直前でホテルをキャンセルするのもなんだか不安で

 

相当、悩みました(笑)

 

さらに、ケンタック・ノブの他の見学時間があるのか

調べ始めて知ったショックな事実

 

実は、落水荘のIn-Depth House Tourは内部の写真撮影OK!なのですが

ケンタック・ノブはIn-Depth House Tourであっても内部の写真撮影がNGなのです。

In-Depth House Tourの午後の部は13:15~(予約したもの)しかありませんでしたが

Guided House Toursと呼ばれる約40分のツアーは1時間毎に開催されていて、しかもなんと

In-Depth House Tourより見学料が40ドルも安いんです。

 

もちろん価格は調べてから予約したので良いのですが・・・。

高い金額のIn-Depth House Tourは写真OKだと思っていたので(落水荘と基本は一緒とばかり)

どうせなら!とそちらを予約したのに~・・と

 

どんどん失敗したな~ということばかり発覚

無事にN.Y.に戻ることが1番かなあ。とケンタック・ノブは諦めようかとも思いましたが

クレジット決済済みだったのと、どうやってキャンセルすれば良いのかわからず。

(HP上でイロイロと調べてみたものの、キャンセルするには電話をするしかない・・・?)

 

このとき出発まで1カ月を切っていたので焦りました。

 

ですが、リサーチにリサーチを重ね、このときにはだいぶ状況が呑み込めたので出した最善策は

 

「落水荘を見学したあと、ケンタック・ノブの12:00~Guided House Toursに参加する!

 (やっぱり、行くからには見学したい!)

 差額の40ドル(2人で80ドル)は返金されないけど、お金は諦める・・・(痛い出費ですが)

 13:00~にはケンタック・ノブを出発し、N.Y.へ戻る。」でした。

 

なので、見学時間の変更予約をしなければいけないのですが

再びWEBサイトから12:00~のツアーを予約すると重複予約でまた料金がかかるので

どうしたものかと考え

 

私が出来そうな対策として思いついたのがメールを送ること。

文章なら翻訳アプリ等を使ってなんとかなるのでは!と

 

さっそく、頑張って英語でメールを作成し送信しました。

 

しかし・・・一週間経っても返事がなく。

いよいよ旅まで二週間程度。

 

これは、もう思い切って電話をするしかない・・・と

急いで英語の喋れる知り合いを探し、

 

時差を考慮し日本時間の夜中にアメリカへ電話を掛けてもらいました。

隣で見ててドキドキしました。やっぱり英語しゃべれるのカッコイイ。そして旅についてきてほしかった。

 

その結果、「とりあえず、12:00にビジターセンターへ来なさい!」という返事をもらえ??

ずっとドキドキそわそわしていたハプニングをクリアすることが出来ました。

 

当日は、落水荘を見学したあと

急いで移動し(時間があったら落水荘のカフェでランチしたかった・・)

ケンタック・ノブに到着。

 

ビジターセンターで、

 

「今日の20時までにN.Y.へ戻りたい!12時のツアーで見学させてくれ!」

と英語で書いた紙を見せました。(笑)

 

すると・・・なにやら奥でスタッフさんたちがザワザワしたあと、

1人の女性が出てきて「料金は返却されないけどいいの?」と聞かれました。

 

上に記した通り、その辺はもうあきらめようと思っていたのでOK!と返事をすると

 

なんと、まだ12時になってないのに、

その女性(実はガイドの1人でした)が専用バスを出してくれ、

私たちのためだけにツアーを開催してくれたのです!!

 

さらに、説明もわかりやすい単語や、簡単な英語、ジェスチャーを交えて説明してくれたので

はじめて内容を少しですが理解しながら見学することが出来ました。

 

結果1時間以上の時間、見学することができ、13時にはケンタック・ノブを出発することが出来ました!

N.Y.まで、気を付けてね!と最後までとても親切なスタッフさんたちでした。

 

本当に、本当にうれしい出来事となりました。

 

ナビや、リサーチの際に読ませて頂いた方のブログでは

N.Y.  → ピッツバーグ は6時間程度、というリサーチでしたが

実際、わたしは7時間~8時間かかりました。(トイレ休憩、そのついでの食べ物の買い物、給油含めて)

 

あとは、周囲はハイウェイをすごいスピードで駆け抜けてましたが

安全運転(といっても、そんなにトロトロはしていません)で走行してたからかな?と思います。

 

それと、カーナビが機能せず、グーグルマップを頼りに1200キロ以上の距離を移動したわけですが

今考えたら、iPhoneの充電が切れたらどうしてたの、Wi-Fiが使えなくなったらどうしてたの・・と

こわいなあ、と思うので、ちゃんと事前に地図は調べて下さいね。(笑)

 

いずれにせよ、今後

旅をする方の参考になれば幸いです。

 

 

( nakamoto )